プロジェクト紹介

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Magiccは、内閣府「最先端・次世代研究開発支援プログラム」からの支援をうけて進められています。 採択課題は「CO2削減と産業発展の両立を目指した企業経営・グリーンイノベーション・制度の探求」です。詳細は以下をご覧ください。

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Micro-Analysis on Green Innovation and Corporate Competitiveness (MAGICC)

これは、「経営学者・イノベーション学者」が中心として進めている、環境問題、エネルギー問題、経済問題を扱う研究プロジェクトです。
このプロジェクト名が示すように、環境・エネルギー問題を扱う多くの研究プロジェクトと異なることは、企業の現場に足を運び、「ミクロの視点」から、技術開発の実態や企業経営の実態に対する深い理解に基づいた研究を行うことに特徴があります。

環境・エネルギー政策に“経営学者”が関わる

大震災の影響を受けて、日本は、今、環境問題(温暖化ガスの削減)、エネルギー問題(脱原発の電力安定供給)、経済低迷(長引く低成長)という、相互に矛盾する3つの深刻な問題を抱えています。これら3つの問題を同時に解決するには、環境・新エネルギー関連の新しい産業を創造するだけでなく、それらの新産業において日本の企業が安定的に付加価値を創出できなければなりません(右の図を参考にしてください)。

これまでの多くの環境・エネルギー政策は、この点を軽視してきました。「環境問題の解決」、「エネルギー問題の解決」だというと、反対もされにくく、多大な税金が投入されます。しかし、結果として、企業活動が活発化し、企業が付加価値を生み出し、経済が成長するというシナリオが描けなければ、税金投入の効果は短期的で限定的なものにとどまってしまいます(税金の無駄遣いにもなりかねません)。

従来の環境・エネルギー政策が、必ずしも大きな効果を得られないのは、それらが実際の企業経営、市場競争、技術開発の実態の理解に欠けているからだと思います。実際に、環境・エネルギー産業の発展を推進するのは、政府ではなく、国際的な競争に晒されている企業であり、そこで、働く人々です。競争の実態、技術の動向、経営者の意思、消費者の嗜好を理解することなしには、適切な政策立案はできません。

これまで環境・エネルギー政策に経営学者が関わることはまずなかったと思います。しかし、上記のような問題意識から、わたしたちは本プロジェクトを立ち上げることにしました。

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