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POPULAR REPORT

03 制度設計と政策決定

2013-01-16
【研究会報告】固定価格買取制度(FIT)の展望と課題
「CO2削減とイノベーション」研究会  第17回研究会報告 2012.6.14「固定価格買取制度の展望と課題」 朝野賢司 氏((一財)電力中央研究所 社会経済研究所 主任研究員)2012年7月1日から、再生可能エネルギーによって発電された電気を、一定の期間・価格で電気事業者が買取ることを義務付けた「固定価格買取制度」(FIT:Feed-in Tariff)が始まった。しかし、当該制度では、最も要となる買取価格が高めに設定されており、そのことは早くも論議を呼んでいる。そこで、FIT施行直前の開催となった今回の研究会では、再生可能エネルギー政策の研究者である朝野賢司氏にお越しいただいた。日本版FI

12 水資源

2012-06-26
沖縄県 海水淡水化センター訪問記(藤原雅俊)
2012年6月25日執筆◆北谷の海水淡水化センター 2012年6月22日(金)に、沖縄県企業局の海水淡水化センターを訪問しました。沖縄本島の北谷というところにあります。那覇市の中心から、車で北に約30分ほどの距離です。 今回の調査の目的は、海水淡水化プラントの稼働実態を把握することです。藤原・青島・三木(2010)では逆浸透膜の開発過程を辿りましたが、その逆浸透膜を組み込んだ海水淡水化プラントは、最終ユーザーによって一体どのように活用されているのかを理解しよう、という調査です。海水淡水化センター 梅雨の最終日で、雲が重かったです。(撮影:藤原) こちらからは、青島矢一さん、三木朋乃さん、積田淳

10 太陽光

2013-05-11
国際価格からかけ離れた太陽光発電の調達価格について(青島矢一)
昨年から始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度。特に太陽光に対する42円/kWhという高い調達(買取)価格には、次のような理由から反対してきました。1.        調達価格が国際価格からかけ離れているため、既存技術に関してはコスト削減努力が緩慢になる危険性があり、一方、既存技術の普及に当面注力することなり次世代技術の開発が遅れることから、長期的に企業の競争力を削ぐ可能性が高い。2.        米国や欧州が中国製品の締

11 地熱・地中熱

2013-07-17
小型地熱・温泉発電の可能性(7):中央電力による地元主導型モデル(青島矢一)
前回は、九重観光ホテルの事例から、温泉井戸を活用した1MW程度のフラッシュ発電が、経済的に実現可能でありそうだということを記載しました。今回は、この規模の地熱発電の事業化を進めている中央電力のユニークな試みを紹介します。現在、中央電力は熊本県小国町のわいた温泉で、新たな地熱発電所の建設を進めています。地熱井の掘削には1回で成功し、既に毎時13tの蒸気が噴気しています。この蒸気で、ほぼ1MWの出力の発電が可能です。口径は4インチで深さは450mですので、通常の温泉井戸とほとんど変わりありません。将来的にはもう1本井戸を掘って出力を2MWに拡大する計画ですが、現在は1MW

11 地熱・地中熱

2013-06-11
小型地熱・温泉発電の可能性(3):九州訪問記(青島矢一)
 前回は、導入を断念した静岡県の熱川温泉のデータをもとにして、温泉を使って経済的に発電することはかなり難しそうであることを書きました。しかし、新聞記事によりますと、別府の瀬戸内自然エナジーは、神戸製鋼のマイクロバイナリーを導入して、既に売電を開始しており、投資は5年で回収できるとのことです。さらに2機目も発注したといいます。これは確認しなければいけないということで別府にいってきました。結論からいいますと、税込み42円/kWhという現状の買取価格であれば、確かに、5年程度で回収できるようです。瀬戸内自然エナジーの温泉発電瀬戸内自然エナジーの森川社長によりますと、神戸製鋼のマ

15 スマートグリッド

2013-05-14
北九州スマートコミュニティ創造事業見学(清水洋)
北九州のスマートコミュニティ創造事業を見学して来ました。北九州市は、平成22年度にスタートした政府の新成長戦略の「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」における4つの地域のスマートコミュニティの実証事業の1つとして選ばれました。ちなみに4つの地域とは、北九州市、京都府(けいはんな学研都市)、豊田市、横浜市です。ダイナミック・プライシング北九州でまず見せていただいたのが、地域内のエネルギーを管理するスマートグリッドの取り組みです。気象情報にしたがって、前日に翌日の電力消費量を予想し、それにしたがって電気料金を変化させるというダイナミックプライシングです。需要が供給を超えると予想

23 ものづくり

2012-12-03
新東工業㈱ 豊川製作所見学記 (宮原諄二)
新東工業㈱は「エアレーション造型法の開発と実用化」で平成22年度(2010)大河内記念生産賞を受賞した。エアレーション造型法とは、鋳物砂を空気圧力により流動化させ鋳型を作る方法であり、関連する一連の技術をシステム化して「鋳造」分野に技術革新を起こすことになった。この技術開発の背景や経緯を知りたく、日本三大稲荷として名高い豊川稲荷のすぐそばにある豊川工場を2012年月2月に訪問し、専務取締役の川合悦蔵さんと開発リーダーであった平田 実さんのお二人にお話をうかがった。 中央: 平田実 氏 /新東工業㈱ 鋳造事業部 副事業部長  画面右: 宮原諄二 /元・一橋大学イノベーション研究センター

12 水資源

2012-10-23
サムスンの水ビジネス参入(積田淳史)
 2012年9月16~21日、韓国でInternational Water Association主催のIWA World Water Congress & Exhibitionが開催されました。このタイミングで、韓国企業の雄・サムスングループが、水ビジネスに参入することが発表されました(参考:NHK時事公論)。 NHK時事公論、Business Journalなどによれば、サムスンは東レ・旭化成などが世界シェアの40%前後を握る「逆浸透膜(RO膜)」を利用した技術で、水ビジネスに参入するそうです。図1 水ビジネス参入を決めたサムスングループのロゴマーク RO膜は本ブログでもたびたび取

01 新産業の創出

2012-12-03
【研究会報告】アジアからはじまるEV革命と日本ベンチャーの使命
「CO2削減とイノベーション」研究会  第18回研究会報告 2012.10.30「アジアからはじまるEV革命と日本ベンチャーの使命」 徳重徹 氏(Terra Motors㈱ 代表取締役社長)昨年の東日本大震災は、下降していた二輪車の需要を一気に押し上げた。移動手段としての有効性、維持費の安さに再び注目が集まったためであるが、折からのガソリン高騰を承けて、特に需要を伸ばしたのが電動スクーターである。そこで、今回の研究会では、現在、電動スクーターで国内シェアトップを誇る、テラモーターズ㈱の徳重徹氏にご登場いただいた。ただし、本来、同社は、最初から海外市場獲得を狙って起業されたボーングローバル企業で

10 太陽光

2012-08-09
中国太陽電池のコスト構造:サンテックパワー訪問(2)(青島矢一)
2012年8月6日 今回、サンテックでは、主として太陽電池の原価構成と日本市場に対する考え方に関してヒアリングを行いました。まずは原価構成について。前回の訪問では、無錫の中小企業である愛多科技で細かい原価構成を聞きましたが、最近はさらに価格が下がっており、そのとき聞いた価格よりもサンテックの価格の方が低いという状況でした。発電所向けに出荷される多結晶シリコン型モジュールの工場出荷価格は、今年度の第一/第二四半期で0.8ドル/W、第三/第四四半期で0.7ドル/Wとのことでした。日本円にして60円程度です。1kwに換算すると6万円です。非常に安いです。単結晶シリコン型の場合には0.9ドル
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