人気記事一覧

POPULAR REPORT

12 水資源

2012-09-01
シンガポールの水資源探訪5 (積田淳史・三木朋乃)
 前回の記事では、シンガポールと日本の水ビジネスについて概観し、シンガポールに比べて日本が立ち後れている現状を指摘しました。今回の記事では、シンガポールのビジネスや政策について詳しい方々へのインタビューを通じて、その立ち後れの原因を考察していきます。インタビューに応じてくださったのは、JSTシンガポール事務所の山下氏と矢野氏インタビュー概要  インタビューに応じて下さったのは、JST(独立行政法人 科学技術振興機構)・シンガポール事務所の、山下篤也所長と矢野雅仁シニアプログラムオフィサーの2名です。JSTシンガポール事務所は、4つあるJST海外事務所(パリ、ワシントン、北京、シンガポ

03 制度設計と政策決定

2012-04-27
自然エネルギーの買い取り価格決定について(1)(青島矢一)
2012年4月26日自然エネルギーの買い取り価格が決定しました。太陽光発電に関しては予想されていた通り、発電事業向けが42円/kwhの全量買い取り、家庭用はこれまで通り、42円/kwhの余剰買い取りとなりました。http://www.asahi.com/business/update/0425/TKY201204250290.html予想していたとはいえ、新聞記事を見たときには、本当に将来が不安になりました。怒りさえこみ上げてきました。なぜ42円が正当化されるのか、全く理解できません。発電事業者は高い買取価格を要望するにきまっています。それがそのまま採用されるというのは不思議でなりません。朝日

08 研究会

2012-08-04
「CO2削減とイノベーション」研究会について
 magiccでは、「CO2削減をいかにイノベーションに結びつけるか」を研究テーマとして、年に5-6回のペースで研究会を開催しています。地球温暖化とCO2削減が今後、日本経済や企業にどのような影響をもたらすのか。CO2削減を通じて、日本、および日本企業が、戦略的に日本国内に省エネ・低炭素社会のイノベーションや、未来の成長エンジンとなるイノベーションをどのように起こしていくのか。そのような問題意識に対して、各界より講師を招いてお話を聞き、産学官連携して融合的、学際的な視点で研究活動を深めていくことがその目的です。今後、magiccのHP上でも、過去に開催された研究会の内容を、少しずつ紹介していく

12 水資源

2012-05-31
シンガポールの水資源探訪3 (三木朋乃)
「シンガポール水資源探訪」第3弾は、シンガポール政府が力を入れているNEWater計画について取り上げます。(積田さんから始まった探訪記ですが、第3弾は、2012年2月にシンガポールを訪問して調査した内容をもとに、三木が執筆いたします。)NEWaterの歴史、および現状NEWater(中国名:新生水)計画とは、下水を高度に浄化し、再利用することによって水資源を確保する方法のことです。シンガポールでは、水不足を解消するため、1972年から下水の再利用を目指してきました。当時は下水を処理する膜(membrane)技術が十分に発展していなかったため、高水準の再生水が造れなかったこと、またコストも高か

03 制度設計と政策決定

2012-04-27
自然エネルギーの買い取り価格について(2)(青島矢一)
2012年4月27日地熱発電の電力の買い取り価格は、1.5万kw未満が42円/kwh、1.5万kw以上が27.3円/kwhとなっていました。少し驚きました。太陽光の場合とは異なって、地熱発電は、国内産業が長期的に競争力を持ちうる可能性があるので、短期的な国民負担で、普及を促進することに一定の正当性があると思っています。しかし、普及を促進する上で、42円/kwhの買い取りが本当に必要なのかは、疑問です。日本で一番大きな八丁原の発電所で11万kwですから、1.5万kwというとそこそこの規模です。僕が九州で見てきたホテルの発電所などは、1000-2000kwくらいですから、温泉発電などは全て、42円

15 スマートグリッド

2012-08-02
【研究会報告】スマートグリッドが切り拓く 新生スマートニッポン
「CO2削減とイノベーション」研究会   第11回研究会報告  2011・6.24 「スマートグリッドが切り拓く新生スマートニッポン」  村上憲郎 氏(村上憲郎事務所代表/前グーグル日本法人名誉会長慶應義塾大学大学院特別招聘教授/会津大学参与)2011年3月、東日本の発電所の大半が大震災によって停止するという事態となり、日本では深刻な電力不足に陥った。特に、7月以降、政府は節電対策として、大手企業に対して一律15%の節電義務を課したほか、一般家庭に対しても同程度の節電目標を設定した。しかし、その一方で、電力の使用制限がもたらす経済活動への打撃も懸念されはじめており、節電をただ強いるの

12 水資源

2012-04-17
シンガポールの水資源探訪2 (積田淳史)
シンガポールの水資源概況「シンガポールの水資源探訪」第2回では、シンガポールの水資源の概況について、紹介して行きます。前回にもお伝えした通り、シンガポールは赤道直下にある小さな国です。約710平方キロメートル(東京23区=710k㎡、琵琶湖=670k㎡)ほどの土地に、およそ500万人が暮らしています。熱帯雨林気候に分類される同国には雨季と乾季があり、雨期には毎日のように激しい雨が降ります。年間平均降水量はおよそ2000㎜で、世界平均1000㎜のおよそ倍以上、日本平均のおよそ1700㎜よりも多い水準にあります。通常、これだけの降雨量があれば、水資源に困るということは考えにくいことです。しかしなが

12 水資源

2012-04-05
シンガポールの水資源探訪1 (積田淳史)
獅子の治める水の街、シンガポール「シンガポール」と聞いて、皆さんは何を思い出しますか?多くの人がまっさきに連想するのは、「マーライオン」かもしれません。マーライオンは、獅子の頭と魚の体を併せ持つ、シンガポールの象徴です。「魚の体」がシンガポールの象徴の一つとなったのは、その地理的特徴のためです。シンガポールは、海と川によって、国土の周囲をぐるりと水で囲われています。人々が暮らす都市部は海沿いを中心に発展しており、街市の風景には水が溢れています。Marina Barrageあるいは、スコールを思い出す人もいるかもしれません。シンガポールは赤道直下にある暑い国ですから、雨期には毎日のように激しい雨

11 地熱・地中熱

2012-03-30
アイスランド地熱レポート(青島矢一)
昨年のアイスランドでの調査をもとにして立教大学の三木さんと書いた地熱発電のレポートを公開いたしました。http://www.iir.hit-u.ac.jp/iir-w3/file/WP12-04AoshimaMiki.pdfアイスランドの地熱発電のワット単価は、売価が3円/kwh程度ですので、おそらく日本円で2-3円/kwhくらいではないかと思います。原発も太刀打ちできません。地域暖房とか温水利用を重ねていることが一つの理由だと思われます。日本は世界第3位の地熱資源の保有国ですから、環境や地域との調和を考えながら、積極的に活用する方向で考えるのがよいと個人的には思っています。

03 制度設計と政策決定

2012-04-01
日本のPV産業について考えの変化(青島矢一)
4月1日中国のPV産業の調査に出かけて、日本の太陽電池の普及・産業政策に関して考え方が変わりました。考えの前提、考える論理ステップは基本的に同じなのですが、結論が変わりました。これまで、エコポイントの分析をもとに、技術が汎用化した産業領域では、グリーン技術・製品の国内普及が、国内産業の競争力につながらいことを指摘してきました。当たり前のことなのですが、「環境」「エネルギー」というマジックワードのもとでは、この当たり前のことさえ、軽視されるように思います。太陽電池も、主流の結晶シリコン型太陽電池の製造技術は汎用化していますので、日本が全量固定価格買い取り制度をスタートし、高い買取価格を設定すれば
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