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POPULAR REPORT

03 制度設計と政策決定

2012-04-14
中国CPVT訪問(1)(青島矢一)
3月22日少し時間が空いてしまいましたが、中国の太陽電池の検査を行っている国家レベルの機関のCPVT(China Photovoltaic Products Test Center)の訪問記です。CTO含めて3人の方が対応してくれました。中国語がわからない僕のために、英語のできる王さんが、英語でプレゼンしてくれました。王さんは以前アプライドマテリアルズに勤めていて、何度かカリフォルニアにもいったことがあるのだそうです。左から王博士、Yun博士英語でプレゼンしてくれた以下で聞いたことをまとめますが、一番印象に残っていたことは、「日本と韓国以外は国内でテストして輸出できる」ということでした。欧州や

03 制度設計と政策決定

2012-04-01
集権的エネルギーシステムのジレンマとスマートグリッド(斉藤靖)
2012年4月1日昨年起こった東日本大震災は、原子力発電およびエネルギーの安定供給に対する信頼性に疑念を抱かせることになりました。震災後に生じた福島第一原発の事故への対応や計画停電の実施などの経験を通じて、他国と比較して信頼性が高いとは言われながらも、現在の日本のエネルギーシステムの問題点も顕在化したように思います。この問題を組織論的な観点から考ると、「集権的システムのジレンマ」とも呼べるようなことではないかと私自身考えています。エネルギーのような大規模システムの場合、安定性とそれによる高い信頼性を維持するためにシステム全体を集権的にコントロールする必要があります。システム内の各サブユニットに

03 制度設計と政策決定

2012-04-20
東大のコンソーシアムでの講演(青島矢一)
2012年4月19日東大の藤本先生と新宅先生に、ものづくり経営研究センターのコンソーシアムに呼ばれて、話をしてきました。環境やエネルギー問題への対策を考えるときに、産業競争力という観点を失わないようにしなければいけないことを主張する内容で、これまでと変わりはありません。資料の中に日本のエレクトロニクス企業の2012年3月期業績(予想)のデータがあるのですが、その部分が発表の度に下方修正されていくのは悲しいことです。ソニー、パナソニック、シャープを合わせた純損失が1兆7000億近いというのは大変なことです。日本の一般会計の法人税収入は8兆円弱、消費税収入が10兆円ほどですから、日本の大手企業がか

12 水資源

2012-03-24
海水淡水化の産学間技術移転(藤原雅俊)
2012年3月24日執筆 少し前の話です。2010年に、海水淡水化技術の調査をしました。具体的には、東レさんにお世話になり、同社における逆浸透膜の開発過程を、青島矢一さん、三木朋乃さんと一緒に書きました(pdf)。とても面白い調査でした。 逆浸透膜は、孔径1nmを下回る非常に小さな孔を持った半透膜です。圧力をかけて海水をこの特殊な半透膜に通すと、塩分やホウ素などが濾過されて淡水が得られるという、ざくっと言うとそういう仕組みです。この逆浸透膜の市場では、Dow Chemicalが首位をひた走っています。日東電工や東レ、東洋紡といった日本企業も健闘中です。 (井上さんにも大変お世話になり

03 制度設計と政策決定

2012-04-14
中国CPVT訪問(2)(青島矢一)
3月22日CPVTは現在、(1)(粗悪品を出さないための)PV製品の監督と検査、(2)製品輸出のためのPV製品の認証とテスト、(3)国内のPV製品標準の確立、という3つの仕事をしています。(1)については、例えば、2009年、江蘇省政府からの依頼で、48社のPV企業の参加のもと、大規模の製品サンプリングテストや質問票調査をしました。プレゼンでは具体的なデータをみせてもらいましたが、各社のモジュール性能(変換効率)にはかなりばらつきがありました(30-40%くらい異なる)。それでも上位企業の性能は日本企業の性能と遜色ないかむしろ上回っていました(正確に比較ではないのですが)。(2) については、

20 火力発電

2012-03-27
International Mini-Conference on Sustainable Growt
International Mini-Conference on Sustainable Growth and Asian Energy Policyに出席しました。最初の発表者は、東京大学の金子祥三先生です。タイトルは、Japan’s Energy Policy after 3.11, 2011震災後の政策変化n  震災前は、CO2削減のために電力の3分の1を原子力でまかなう計画であった。しかし、震災後、これは現実的ではなくなり、原子力への依存度を減らす方向に大きく動いている。ただ、再生可能エネルギーへの依存度を急には高められない。石炭火力発電の果たす役割n  現在、日本

10 太陽光

2012-03-24
振発新エネルギー訪問(2)(青島矢一)
3月21日 振発がPV産業に進出した経緯を聞きました。質問に応じてくれたのは、輸出を担当する邢さんと、設計部長の李さんです。一番左が邢さん右から二番目が市政府の曹さん振発が新エネルギー産業に進出したのは2003年のことです。元の企業はエンジニアリング企業で(そちらは今もやっている)、PV産業への進出にともない、新たに振発新エネルギーを設立したわけです。当初は、PVの街路灯や、小さな独立の発電システムから始めまたそうです。PV産業への進出のきっかけはやはり尚徳(サンテック)です。サンテックの成長を見て事業機会があると判断しています。最初はサンテックのパネルをつかって発電設備をつくっていました。振

20 火力発電

2012-03-16
三菱重工業高砂製作所見学(青島矢一)
3月16日 三菱重工業の高砂製作所を訪問してガスタービンの製造工程を見学しました。なかなかきれいな敷地正面玄関の前の大きなタービン翼以前、開発者の正田氏をお迎えして、東京で講演会を開きました。その時に、既に、日本の製造業の強さが凝縮していることを感じていましたが、今日は、その印象がさらに強固なものとなりました。開発リーダーの正田部長とガスタービン初号機ガスタービンに求められる最も重要な性能は燃費です。燃費を上げるには高温に耐えられるタービンを設計製造することが鍵となります。この点、三菱重工の最新のJ型ガスタービンは1700℃で作動する世界一の性能を誇ります。高温で作動可能なタービンを実現するに

11 地熱・地中熱

2012-03-12
八丁原地熱発電所見学(青島矢一)
2月24日:九州電力八丁原発電所見学九重観光ホテルの地熱発電所を見学した後、九州電力の八丁原地熱発電所へと向かいました。途中の景色がすばらしい。国立公園内にある地熱資源開発に反対する環境省や地元の人たちの気持ちがわかる気がします。特に今の地熱発電所は、お世辞にもきれいとはいえませんので、あのまま建設されてしまえば、確かに景観を損なうことになると思います。八丁原地熱発電所は日本最大の地熱発電所です。5.5万キロワットのタービン2つで合計11万キロワットの能力をもち、年間で8億7000万kwhの電力を発電しています。原発1基の1/10の能力があります。発電所の概要到着したらすぐに見学コースに入りま

11 地熱・地中熱

2012-02-28
九重観光ホテルの地熱発電所見学(青島矢一)
2月24日 昨日は小池社長の話を聞いただけでしたが、本日は実際に見学をさせていただきました(昨日の小池社長の話は書き留めてありますが、公開して良いか微妙な部分があるので、確認後アップします)。発電所がとまっているので残念ですが、仕組みはよくわかりました。井戸は2本です。古い方の1つめの井戸は、半分は温泉に利用して、残りを発電用に使っていたとのことです。2つめの井戸は別の場所にあり、発電所の建設に合わせて新たに掘ったもので、100%発電用に使用しています。規制で井戸と井戸の間を140m以上あけなければいけないとのことで、九重観光ホテルの敷地内にはこれ以上の井戸は掘れないそうです。九重地熱発電所古
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